ドラクエ2 ゲームブック 〜王女の呪い〜
「だぁあああああ…っ!!!」
は剣を大きく振り上げ 腐った死体 に切りかかった!
――ザシュウッ!!
確かな手ごたえ。
腐った死体はそのまま仰向けにひっくり返った。
切り口からさらに悪臭がふき出してあたりの腐敗臭がいっそう激しさを増す。
「へ…っ、なんだ、弱ぇな」
「、すごい、すごい!!」
クッキーは手を叩いて喜んでいる。
は得意満面で剣を収めた。
…と、その時。
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腐った死体は音も無くむくりと起き上がった!
「うわぁ、!危ない…っ」
の鼻先を、それまで周囲に漂っていたのとは明らかに違う、甘い空気が掠めた。
「!?…なっ、なんだぁっ!?…うっ」
腐った死体は甘い息を吐いた!!
の目の前がぐるぐる回り始めた。急激に睡魔が襲い、まぶたが勝手に落ちていく。
「く、くっそぉ〜っ!!おい、クッキ…」
必死で重いまぶたを持ち上げながら、クッキーを振り返る。
クッキーは既に倒れこみ、すやすやと安らかな寝息を立てていた。
「ば、ばっかや…ろ…ぉ……」
「………」
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――ズガァッ!!
――バキィッ!!!
――ガガガガァッン!!!!
は死んでしまった!
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は死んでしまった!!